“貼る” を文化に。「HALU MAISON」

The Challenge

東和マークは工業用ラベルの多層構造印刷技術を長年培ってきたメーカーです。BtoB向けの技術をどう消費者向けの価値に転換するかという課題を抱えており、オクノテはそのパートナーとしてデザイン協業に参画しました。紙やフィルムを何層にも重ね、専用型で型押しすることで生まれる精緻な凹凸は、ラベルとしての機能を超えた造形的な魅力を持っています。この技術を「飾れる」ものとして生活者に届けられれば、工業技術が日常や感情に触れる新しい接点が生まれます。

Our Approach

オクノテは、東和マークの立体シール印刷技術を「飾れる手紙」という新しいコミュニケーション体験として再構築しました。花や葉をモチーフにした凹凸シールを重ねて貼ることで、平面のカードが花束のように立体化するレターセット「HALU MAISON LETTER BOUQUET」を企画・デザインしました。大きな花や葉のシールは粘着面をあえて半分のみに設計し、重ね貼りしても厚みが出すぎないよう工夫しました。花びらの先を起こして貼ることで立体感を強調できる設計により、つくる人の感性によって表情が変わる体験を組み込んでいます。完成したカードはそのまま封筒に入れて送れる設計とし、贈る前の「つくる時間」が相手への想いを深めるというコンセプトを商品体験の核に据えました。

The Result

「HALU MAISON LETTER BOUQUET」は、凹凸シール約25枚・A5便箋・洋2封筒をセットにした商品として、カラー3種(赤・青・黄色)でMakuakeにて先行販売を開始しました。工業用ラベル技術が「飾れる花束レター」というギフト商品として生まれ変わったこの案件は、製造業が持つ独自技術を消費者接点へと翻訳するデザイン協業の在り方を示しています。東和マークの技術資産を起点に、節目の新しい贈りものの形を市場に提案できました。

Project Information

Client: Towa Mark
Business Design: Okunote
Design: Satoru Shimizu
Art Direction: Ayaka Ashimine

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